新発田城
【名城:No.31】

中部地方

村上城 の続きとなります。
村上城を散策した後、そのまま駅に戻って列車に乗り、約30分で「新発田駅」に到着。
そして、約25分掛けて歩いていくと・・・。

新発田城に着きました!「旧二ノ丸隅櫓」が見える場所から撮影を始めました。

簡単な歴史解説

鎌倉時代〜江戸時代(築城と廃城)

築城した時期は不明ですが、一説では鎌倉時代初期に幕府成立に貢献した
佐々木盛綱の一族であった新発田氏によって築城されたと言われてます。
築城後も新発田氏によって支配されており、
戦国時代に入ると上杉氏の家臣として各地を転戦していました。

ところが、安土桃山時代になると処遇を巡って上杉氏と新発田氏の間で亀裂が生じました。
そして、当主であった新発田重家は、蘆名氏や伊達氏の力を借りて
1581年に反乱を起こし上杉氏と対立しました。

当初は優勢でしたが、蘆名氏と伊達氏が対立したり、
上杉氏が豊臣氏に臣従し援助を受けたことでで徐々に劣勢となっていき、
1587年に上杉氏に敗れ、新発田氏による支配は終わりを迎えました。

その後、上杉氏が一帯を支配するようになりましたが、
1597年に上杉氏は会津国へ転封となり、
代わりに溝口秀勝が支配するようになりました。
そして、翌年の1598年に大改修工事を始めました。

江戸時代になると新発田藩が立藩し、
そのまま溝口氏が藩主となって明治維新を迎えるまで治めました。

また、1654年には3代目藩主であった溝口宣直の時に大改修工事が終わり、
新発田城は藩庁として機能するようになりました。

明治時代~現代まで

明治時代になると、鎮台制が施行されたことで、
全国各地に陸軍の駐屯地が造られ部隊が配属されるようになりました。
新潟県も選ばれましたが、新潟市内は城下町が無かったため、
代わりに新発田城が駐屯地となりました。
1872年の廃藩置県によって一部の櫓や門を除いて大半が取り壊され、
翌年の1873年に廃城となりましたが、その後も陸軍の駐屯地として
終戦を迎えるまで使用されました。

戦後、陸軍省は解体され駐屯していた部隊も解散しましたが、
自衛隊が成立すると陸上自衛隊の駐屯地として再度使用されるようになりました。

現在では、取り壊されずに残った表門や旧二ノ丸櫓などの建造物に加え、
2004年には三階櫓と辰巳櫓が復元されました。

また、城の大部分が陸上自衛隊の駐屯地となっていますが、
復元された辰巳櫓など一部は一般公開されており、
散策や見学などで多くの人が訪れています。

他の写真

先ほどの場所から少し歩いて違う角度から「旧二ノ丸隅櫓」を撮りました。
右奥には「表門」があり、そこから「本丸跡」行くことができます。

そのまま歩いて「表門」に着きました。
この門と「旧二ノ丸隅櫓」は、今日まで現存する建造物で、門の中は資料館となっていました。

その後、「表門」をくぐって「本丸跡」に着きました。
現在では公園として整備されており、付近には復元された「辰巳櫓」や「溝口秀勝公像」がありました。

「本丸跡」を散策した後、先ほどの場所に戻って石垣が綺麗に見えるところで写真を撮りました。
江戸時代に大改修工事が行われたのもあり、近世城郭に相応しい造りとなっていました。

石垣の端のほうに行くと「三階櫓」がありました。
この建物は、現在は陸上自衛隊の敷地内にあるため外側から見ることができます。
また、「辰巳櫓」と共に復元された建造物となります。

帰る前に小さな広場に着きました。
ここには、かつて「二の丸跡」がありましたが現在ではこのような広場や駐車場になっています。
また、「三の丸跡」は市街地となっており、ここも含め当時の面影はありませんでした。

スタンプ設置場所御城印販売場所

スタンプ設置場所:1.新発田城・表門
          ※営業時間・・・9:00 ~ 17:00
          ※公開期間のみ押印できます。(冬期は休業します。)
         2.新発田市役所本庁舎1階・コンシェルジュカウンター
          ※営業時間・・・8:30 ~ 17:15
          ※冬季期間中、平日のみ押印できます。
         3.新発田市役所本庁舎1階・守衛室
          ※営業時間・・・8:30 ~ 17:15
          ※冬季期間中、土・日・祝日・年末年始のみ押印できます。
         4.白壁兵舎広報資料館
          ※営業時間・・・9:00 ~ 16:00
          ※冬季期間中、営業中に押印できます。
御城印販売場所:1.安兵衛茶屋

         ※営業時間・・・10:00 ~ 16:00
         ※公開期間のみ購入できます。(冬期は休業します。)
        2.新発田市観光情報センター
         ※営業時間・・・8:30 ~ 17:00
         ※冬季期間のみ購入できます。(年末年始は、お休みとなります。)
        3.白壁兵舎広報資料館
         ※営業時間・・・9:00 ~ 16:00
         ※冬季期間中、営業中に購入できます。

アクセス

公共交通機関(駅)

① 新潟駅 → 新発田駅
 ・「普通列車」で約50分
 ※「快速列車」で約25分
 ※「特急列車」で約20分
② 新発田駅 → 現地(ゴール)
 ・「徒歩」で約25分

公共交通機関(空港)

① 新潟空港 → 新潟駅
 ・「バス」で約30分
② 新潟駅 → 新発田駅
 ・「普通列車」で約50分
 ※「快速列車」で約25分
 ※「特急列車」で約20分
③ 新発田駅 → 現地(ゴール)
 ・「徒歩」で約25分

自家用車

① 新発田IC → 現地(ゴール)
  ・高速道路を降りてから、約10分

終わりに

あれから、約3年ほど経ちました。
村上城に行った時は快晴でしたが、
着いた時には曇ってしまいました。

新発田城は「本丸跡」ぐらいしか残っておらず、
ほとんどが陸上自衛隊の敷地となっているため、
どの部分を撮影するかで苦労しました。

先ほども記載しましたが「二の丸跡」と「三の丸跡」は市街地となっており、
そこにあったとされる石碑以外は何もありませんでした。
その為、今回は足早に散策して次の場所に行きました。

なお、この後に行った場所については
明日記事を書く予定です。

再度行く機会があれば、今度は資料館に行ってみようと思います。
そして、もう少し新発田城について学ぼうと思います。

・・・さて、今日はここまで。
次回も、お楽しみに!

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