2022年4月下旬、久しぶりの長期休暇なので実家帰省。
新幹線で「岡山駅」に着いて、電車に乗り換えて約1時間で「高松駅」に到着。
そこから約15分掛けて歩くと・・・。

高松城に着きました!
この日は、快晴だったので櫓が綺麗に見えました。
簡単な歴史解説
安土桃山時代(築城と別名の由来)
1585年の豊臣秀吉による四国攻めが行われ、四国が平定されます。
その後、1587年に生駒親正が大名として讃岐国にある
引田城に入城したものの手狭に感じ、同年に聖通寺城に移ります。
ですが、1588年に聖通寺城でも不便に感じた為、
現在の場所に築城を開始し1590年に完成しました。
また、築城した場所は日本最古の和歌集である「万葉集」にて
柿本人麻呂が讃岐国の枕詞として「玉藻よし」と詠んだことで、
高松城周辺の海域が「玉藻の浦」と呼ばれるようになりました。
そこから名前を取って別名「玉藻城」呼ばれるようになりました。
江戸時代(生駒氏の転封と松平氏の入封)
1639年、生駒騒動と呼ばれるお家騒動が発生したことで
生駒氏は出羽国矢島藩に転封となります。
その後、1642年に水戸藩の徳川頼房の子にあたる松平忠重が入封します。
入封した松平忠重は城の整備に着手し始め、
1644年には城内の飲料水確保のために水道を造り、
1669年には小倉城を模した天守が完成しました。
その後、松平頼重は隠居し、隠居場所として城の南西に栗林公園を造りました。
1671年に大改修が行われ、明治維新を迎えるまで松平氏が治めることになりました。
明治時代~現代まで
1869年に行われた版籍奉還により廃城となりました。
その後、1884年に老朽化を理由に天守が破却されました。
1950年、北の丸月見櫓・水手御門・北の丸渡櫓・東の丸艮櫓の
4棟が重要文化財に選ばれました。
そして、1955年に国の史跡に指定され、同年には
「高松市立玉藻公園」として一般公開されます。
2012年に披雲閣(旧松平高松別邸)が国の重要文化財に指定され、
2013年には披雲閣庭園が国の名勝に指定されました。
2022年には桜御門が復元され、現在では当時の遺構も含めて
公園内を散策しながら見学することができます。
他の写真

今回は「二の丸跡」から入りました。
ちょうどイベントをしていたので、そのまま通り過ぎ「鞘橋」という本丸跡に繋がる橋に来ました。
内部から撮影しましたが、全体的に立派でした。

「鞘橋」から水堀に向かって写真を撮りました。高松城は海の近くに造られた城なので、
堀の水は全て海水で出来ています。その為、中を覗くとクロダイなどの海水魚が泳いでいます。

「本丸跡」に着きました。規模は小さいですが、端のほうには石垣残っており
整備されていたのもあり、形も綺麗でした。

「本丸跡」に残っている「天守台」です。一応、展望台になっており写真はありませんが、
ここから「二の丸跡」や公園内を見渡すことができます。
また、礎石や柱が残っており当時の天守がしっかりしていたのが分かります。

その後、「天守台」を降りて「月見櫓」に着きました。重要文化財に選ばれています。
この近くにある「水手御門」は港の機能をしており、大名が船に乗って参勤交代を行っていました。
(なお、最初に載せた写真の裏側を撮影しており、そちらに門が写っています。)

ちょうど「玉藻公園」に入っており、少し歩くと「披雲閣」に着きました。
横からの撮影になりましたが、晴れていたのもあり綺麗に写りました。

「披雲閣」の正面にある「桜御門」です。こちらは、ちょうど復元されたばかりでした。
裏側から撮影しましたが、花がちょうど咲いてあったので綺麗でした。

「玉藻公園」の出口近くに来ました。すると、看板があり後ろに「艮櫓」がありました。
この「艮櫓」も重要文化財に選ばれています。
スタンプ設置場所と御城印販売場所
スタンプ設置場所:1.玉藻公園西門料金所 ※受付にてスタッフに声をかけると出してくれます。
2.玉藻公園東門料金所 ※受付にてスタッフに声をかけると出してくれます。
3.披雲閣管理事務所 ※開園中のみ押すことができます。
御城印販売場所:1.玉藻公園西門料金所
2.玉藻公園東門料金所
3.披雲閣内管理事務所
※3ヶ所とも、受付にて購入できます。
アクセス
交通機関:1.東京駅から岡山駅まで「新幹線」で約3時間10分
2.岡山駅から高松駅まで、「電車」で約50分
3.高松駅から現地まで、「徒歩」で約10分
終わりに
あれから、約3年ほど経ちました。
今回は、実家帰省を兼ねて訪れました。
元々、四国出身なので行こうと思えばすぐに行けるのですが、
意外と行く機会が無かったので、このタイミングで行きました。
記事にも書きましたが、ちょうどイベントをしていたのもあり、
「二の丸跡」の写真を撮ることができませんでした。
まあでも、他の場所はちゃんと撮れたので良かったです。
なお、この城の面白いのは、堀に居る魚にエサやり体験ができますw
一応、やってみましたが、かなり魚が寄ってきました。
(それと同時にハトも来ました。なお、ハトにエサを上げるのはダメです。)
また、実家帰省の時に時間があれば行こうと思います。
・・・さて、今日はここまで。次回も、お楽しみに!
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