※浜松城【続名城:No.148】&【DQウォークのお土産】 の続きとなります。
浜松城に行ってから焼津市に行き、そこで1泊。
次の日、焼津駅から電車を使って約15分で「静岡駅」に到着。
そこから約25分掛けて歩くと・・・。

駿府城に着きました!巽櫓(たつみやぐら)と東御門が写る場所で撮影しました。
簡単な歴史解説
戦国時代(今川氏による支配)
14世紀に室町幕府から駿河守護を命じられた今川氏が
駿府城の近くに「今川館」を築いて、この地域一帯を支配していました。
1476年に当時の当主であった今川義忠が討死したことで家督争いが発生し、
1487年に伊勢盛時(北条早雲)によって龍王丸(今川氏親)が当主となりました。
1536年に発生した花倉の乱を経て今川義元が当主となり、1554年には
甲斐武田氏と後北条氏の三国間で同盟が成立しました。
その後、今川義元が桶狭間の戦いにて討死したことで
領国拡大を行っていた甲斐武田氏との同盟関係が解消され、
1568年には甲斐武田氏が駿河を侵攻したことで今川館は焼失しました。
安土桃山時代(徳川家康による築城と支配)
今川氏の滅亡後は甲斐武田氏が駿河一帯を支配するようになりましたが、
1582年に甲斐武田氏が滅亡すると代わりに徳川氏が支配するようになりました。
そして、1585年に徳川家康によって現在の位置に築城されました。
(この時、初めて天守が築かれました。)
その後、1590年の小田原征伐により徳川氏が関東に移封されると、
豊臣氏家臣の中村一氏が入城します。
関ヶ原の合戦の際、中村氏は東軍に属して戦ったことで伯耆国に転封となったため、
代わりに内藤信茂が支配するようになりました。
江戸時代(徳川家康の隠居と大改修)
江戸時代初期、徳川家康は自身の息子である徳川秀忠に将軍職を譲り駿府城に隠居しました。
(それに伴い内藤信茂は移封となり、駿府藩も一時的に廃藩となりました。)
その後、徳川家康は天下普請を行い、駿府城を現在とほぼ同じ形である
3重の堀を持つ輪郭式平城に大修築しました。
そして、1610年に城郭史上最大級の規模の天守台を持つ天守が完成しました。
1609年からは、徳川家康の十男にあたる徳川頼宜が入城したことで駿府藩が復活します。
1619年、徳川頼宜が和歌山城の城主として移封され、
1624年には徳川秀忠の第二子にあたる徳川忠長が城主となりました。
その後、徳川忠長が乱心し1631年には3代目将軍・徳川家光の命により
改易と蟄居を命じられ、翌年には自刃しました。
それに伴い、駿府城には城代が置かれ、以後は幕府の直轄地となりました。
明治時代~現代まで
1869年の廃藩置県に伴い駿府は静岡と改名され、城内の建物が破却されます。
そして、南側を県庁敷地、それ以外を茶畑として転用されました。
1891年に静岡市に払い下げられ公園になりましたが、
1896年に歩兵第34連隊を誘致したことで、内堀は埋められ
城郭施設は全て取り壊されてしまいました。
その後、1949年に「中央公園」として整備計画が策定され
1951年に名称の公募から「駿府公園」と命名され、翌年には新設されました。
1989年には巽櫓、1996年には東御門、2014年には二の丸坤櫓が復元され、
それぞれ資料館として公開されました。
現在では、資料館以外にも庭園や児童遊園などもある公園として公開されています。
また、2016年からは天守台の発掘調査が始まり現在でも行われています。
(発掘現場も公開されており、どんな感じなのか知ることができます。)
他の写真

今回は、東御門から駿府城へ入城しました。そして、内部への入口付近で撮影しました。
まだGW期間だったのもあり、人も多くいました。

こちらは、「本丸堀」と呼ばれる水堀です。復元ではありますが、意外と大きかったです。
なお、写真でも分かるかと思いますが、陸から近いので立入禁止となっています。

少し散策した後、「坤櫓(ひつじさるやぐら)」に着きました。
こちらも資料館となっていますが、東御門とは異なり櫓の形状について書いていました。

こちらは「天守台」があったとされる場所です。現在は発掘調査が行われています。
発掘調査によると、7階建てで幅もかなりの大きさを誇っていたそうです。

その後も散策して「紅葉山庭園前広場」に来ました。
GW期間だったので、何かしらイベントをしていたのか、テントなどがありました。

先ほどの広場から少し歩くと「二の丸外堀」に繋がる水路がありました。
復元ではありますが、綺麗に整備されていました。

GW期間でも静岡県庁の別館は開いており、21階は展望台となっています。
そこから、天守台を撮影しました。遠くから撮影したとはいえ、
天守台の規模の大きさが分かります。
スタンプ設置場所と御城印販売場所
スタンプ設置場所:1.東御門・巽櫓入場券売窓口
2.坤櫓入場券売窓口
※両方とも、付近の机の上に置いてあります。
御城印販売場所:1.東御門・巽櫓入場券売窓口
2.坤櫓入場券売窓口
※両方とも、窓口にて購入することができます。
アクセス
交通機関①:1.東京駅から静岡駅まで「新幹線」で約1時間
2.静岡駅から県庁・静岡市役所葵区役所前(バス停)まで、「バス」で約5分
3.県庁・静岡市役所葵区役所前(バス停)から現地まで、「徒歩」で約5分
交通機関②:1.東京駅から静岡駅まで「新幹線」で約1時間
2.静岡駅から現地まで、「徒歩」で約25分
終わりに
あれから、約3年ほど経ちました。
写真でも記載していましたが、GW期間だったのもあり人が多くいました。
その為、広場などの写真には多くの人が写ってしまい、使える写真が少なかったです。
ただ、東御門・巽櫓の写真には人が写っていますが、これが一番綺麗だったので使いました。
また、この城には「静岡おでん」というおでんを売っている店がありました。
静岡県は、おでんが有名でしたので、せっかく来たので食べました。
かつお節が効いてて美味しかったです。(食べるのに夢中になり過ぎて写真を撮り忘れましたw)
あと、午後から他の場所にも足を運んでいます。その記事は、来週の土曜日に投稿します。
どこかのタイミングで駿府城に訪れたいと思います。
その時は、広場などをもっと撮影したいと思います。
・・・さて、今日はここまで。次回も、お楽しみに!
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