※赤穂城 の続きとなります。
実家へ帰省し、久しぶりに家族との旅行。
自家用車で約2時間30分掛けて宇和島市に到着しました。

宇和島市に到着した後、そのまま宇和島城に行きました!
今回は、駐車場がある「桑折氏武家長屋門」から城がある山頂へ向かいました。
簡単な歴史解説
平安時代~安土桃山時代(かつての宇和島城)
941年、橘遠保という人物が
藤原純友の乱の鎮定の際に砦を築きました。
後に「板島丸串城」と呼ばれるようになり、
1203年に西園寺公経が伊予国の知行国守になると、
以後は西園寺氏が支配するようになりました。
室町時代後期になると大友氏や土佐一条氏の
侵攻を何度も受け、1560年に一時的に
大友氏に降りたものの、その度に撃退していました。
その後も西園寺氏が支配していましたが、
1585年の羽柴秀吉による四国征伐によって
伊予国は小早川隆景が支配するようになり、
板島丸串城は小早川氏家臣の持田右京が城代を務めます。
1587年に小早川隆景が筑前国に移封されると、
代わりに戸田勝隆が大洲城に入城し、板島丸串城には
城代として戸田与左衛門が入城しました。
その後、1595年に藤堂高虎が宇和郡を拝領し
板島丸串城に入城し、1596年から1601年にかけて
本格的な築城工事を行いました。
江戸時代(改修と藩主の移り変わり)
板島丸串城の工事を行った藤堂高虎は、
1604年に河後森城の天守を
月見櫓として移築させます。
その後、藤堂高虎は転封となり
1608年に富田信高が入封しますが、
1613年に改易となりました。
そして、1615年に伊達政宗の
長男(庶子)にあたる伊達秀宗が入封して
宇和島藩が成立し、明治維新を迎えるまで
宇和島伊達氏が治めました。
また、1617年に「宇和島城」に改名し
1666年には天守が築かれ、
以後も改修工事や修復が行われました。
現代
1871年、宇和島城は兵部省の帰属となりました。
その後、1900年から1913年にかけて
宇和島港の改修工事が行われ、この時に
堀が埋め立てられ、三の丸の石垣や
搦手門・黒門・櫓などが解体されましたが、
宇和島伊達氏が城山を所有していたことで
天守だけは解体されずに済みました。
1934年に天守・追手門が旧国宝に指定され
1937年に国の史跡に指定されましたが、
1945年の空襲により追手門は焼失してしまいました。
1949年、宇和島伊達氏は天守と城山の大半を
宇和島市に寄贈したことで宇和島城は市の管理下に置かれ
公園として整備されました。
そして、2016年には作事所などが
国の史跡「宇和島城」として追加されました。
現在では、現存している天守だけでなく
藤堂高虎時代と伊達宗利時代の石垣が残っており、
天守の内部や当時の遺構を見学することができます。
また、見学しながら公園として整備された
宇和島城を散策することができ、園内には
資料館などがあり多くの観光客で賑わっています。
ゲーム内画面

ゲーム内画面は、このように
アイコンとして表示されます。
他の写真

先ほど撮影した場所から少し歩いて行くと、「長門丸跡」に着きました。
現在は公園となっており、そこから城山郷土館がある「藤兵衛丸跡」が見えました。

「式部丸跡」に行く前に1度階段を下り「上り立ち門」に行きました。
この門は、天守と同じく現存する門となっています。

その後、再度階段を上り「式部丸跡」に行きました。
曲輪跡ではありますが、上段には立派な石垣がありました。

そのまま道なりに進んで行くと「代右衛門丸跡」と呼ばれる曲輪跡に着きました。
現在では木々が生い茂る広場となっていました。

その後、さらに道なりに進んで「藤兵衛丸跡」に着きました。
この場所には城山郷土館があり、中に入ってみると
宇和島市に関する歴史や宇和島市にゆかりのある人物
についての資料が展示されていました。

城山郷土館を見学した後、「二の丸跡」に着きました。
そして、やっと「天守」が見えてきました。
なお、この「天守」は江戸時代から現存しています。

時間的に遅くなってしまったので、先に「本丸跡」へ行きました。
そして、そのまま「天守」の中に入りました。
写真では伝わりにくいですが、近くまで行くと
思った以上に迫力がありました。

そして「二の丸跡」に戻り「櫛形門跡」を撮影しました。
石垣だけが残っていますが、それでも迫力はありました。

そして、帰り際に「井戸丸跡」に寄りました。
名前の通り、現在でも井戸が残っていました。
スタンプ設置場所御城印販売場所
スタンプ設置場所:宇和島城・天守
※入館料が必要です。
御城印販売場所:宇和島城・天守
アクセス
交通機関①:1.東京駅 → 岡山駅
「新幹線」で約3時間10分
2.岡山駅 → 松山駅
「特急」で約3時間
3.松山駅 → 宇和島駅
「特急」で約1時間40分
4.宇和島駅 → 現地
「徒歩」で約20分
交通機関②:1.羽田空港 → 松山空港
「飛行機」で約1時間30分
2.松山空港 → 松山駅
「バス」で約20分
3.松山駅 → 宇和島駅
「特急」で約1時間40分
4.宇和島駅 → 現地
「徒歩」で約20分
※便数は少ないですが、
「東京 → 松山」までの
夜行バスも出ています。
終わりに
あれから、約2年ほど経ちました。
今回は、家族と旅行というのもあって
実家から自家用車を使って行きました。
しかし、同じ四国でも宇和島までは遠いですねw
宇和島に限った話ではないですが、
四国は鉄道網があまり発達していないので、
自家用車が無いと難しい城が多いですね。
ただ、苦労した分見応えがありました^^
その為、結構多く写真が撮ったので
今回は多く載せています。
なお、次の日も違う城へ行っています。
それについては今週の水曜日に投稿します。
どこかのタイミングで再度行こうと思います。
その時は、宇和島市内も散策しようと思います。
・・・さて、今日はここまで。
次回も、お楽しみに!
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