安土城【名城:No.51】

名城100選

2023年8月上旬、酷暑続きで体に堪える日々。
新幹線で「米原駅」に着き、電車に乗り換えて約1時間で「安土駅」に到着。
そこから約15分掛けて歩くと・・・。

安土城に着きました!
入城すると、映画やドラマで使用される「大手道」が目の前にありました。

簡単な歴史解説

安土桃山時代(築城と廃城)

1576年に織田信長が丹羽長秀を普請奉行として
この地域にあった安土山に築城しました。
1579年には天守が完成し織田信長は移り住みましたが、
1582年の本能寺の変により織田信長は討死します。
この時、留守居役として蒲生賢秀・氏郷の父子が在城しており、
本拠地であった日野城に織田信長の妻子などを連れて退去しました。
その後、本能寺の変を起こした明智光秀によって安土城は占拠されてしまいますが、
山崎の合戦にて羽柴秀吉に敗れたため、明智光秀は撤退しました。
(その際、天守と周辺の建物は焼失しました。)
撤退後は、清須会議を経て織田秀信が入城し織田氏の居城として機能していましたが、
その後は移封となり代わりに入封した羽柴秀次(豊臣秀次)が
八幡山城を築城したため、1585年に廃城となりました。

現代まで

廃城となったまま放置されていましたが、
1918年に「安土保勝会」が設立され
安土城の保存が進みました。
この活動のおかげで、1926年に国の史跡に指定され
翌年の1927年に城跡に「安土城址」の石碑が建てられました。
その後、発掘調査を経て二の丸跡の復元や城内石段の改修が行われ、
1952年には国の特別史跡に指定されました。
現在でも天守跡を中心に発掘調査が行われており、
発掘調査の結果や当時の資料は
「安土城郭資料館」などで見学することができます。
また、映画などのロケ地として使われたり観光地として
散策することができ、多くの人が訪れています。

他の写真

先程入城した階段を歩き、左側に行くと「羽柴秀吉邸跡」がありました。
曲輪のような広い邸宅跡で、反対側には「前田利家邸跡」がありました。

その後、階段を登って行くと「黒金門跡」にたどり着きました。
なお、道中には羽柴秀吉や前田利家以外の武将の屋敷跡があり、
階段にはお地蔵様が使われている部分があり、
踏まないように気を付けて登ってきましたw

そのまま進むと「二の丸南帯曲輪跡」にたどり着きました。
しっかりと石垣が残っており、綺麗に整備されていました。

その後、道なりに進み「本丸跡」に着きました。
現在は木々が生い茂る場所になっていますが、
当時は開かれた場所だったそうです。

先程の写真の左上にあった階段を登って「天守台」の上に着きました。
大きな礎石が残っており、かなりの大きさの天守が建っていたことが分かります。

その後、帰りのルートを通って下山していると
「摠見寺(そうけんじ)五重塔」と呼ばれる建物がありました。
一応、カメラを縦にして撮ったのですが、
全部入りきらず、背景も白く飛んでしまいましたw

そして、そのまま下山すると「二王門」と呼ばれる門がありました。
名前の通り、2体の仁王が造られており、門番のように立っていました。

「大手道」から出て行くと近くに「竈跡」がありました。
かまどや井戸などがあった曲輪跡ですが、
江戸時代に田畑として利用されており、
発掘調査を経て復元されました。

スタンプ設置場所と御城印販売場所

スタンプ設置場所:1.安土城天守「信長の館」
         ※入館しなくても押印することができます。
         2.安土城跡・受付
         ※入城料が必要です。
         3.安土城郭資料館
         ※入館料が必要です。
御城印販売場所:1.安土城郭資料館

        ※入場料が必要です。
         また、入館してからでないと購入できません。
        2.安土城跡・受付
        ※御朱印帳が購入でき、
         1ページ目に御城印が載ります。

アクセス

交通機関:1.東京駅 → 米原駅
     「新幹線」で約2時間25分
     2.米原駅 → 安土駅
     「電車」で約25分
     3.安土駅 → 現地
     「徒歩」で約25分

※便数は少ないですが、路線バスも出ています。
※駅前には「レンタサイクル」ができる店があります。

終わりに

あれから、約2年ほど経ちました。
この時は、仕事の関係で長期休暇が取れたので行きました。

また、天守跡の発掘調査が行われるという情報を耳にしたので
行けるうちに行っておこうと思い、今回訪れました。

やはり、時代を動かした人物である織田信長公が
築いただけあった、跡地でも見どころ満載でした。
また、近くにあった「信長の館」にも行き
復元された天守閣も見に行きました。
そして、気が付けば日が暮れていましたw

なお、この足で京都まで移動しており、
次の日は違う場所に行っています。
それについては、今週の土曜日に記事を書きます。

また、どこかのタイミングで行こうと思います。
・・・さて、今日はここまで。次回も、お楽しみに!

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