※白浜大浜海水浴場 の続きとなります。
白浜大浜海水浴場を散策した後、「伊豆急下田駅」まで戻り
特急などに乗り継いで約3時間で「静岡駅」に到着し近くで1泊。
次の日、電車に乗って約30分掛けて「金谷駅」に到着。
そして、約25分掛けて歩いて行くと・・・。

諏訪原城に着きました!ビジターセンターから撮影を始めました。
簡単な歴史解説
室町時代後期~安土桃山時代(築城と廃城)
1569年、駿河国・遠江国を支配していた今川氏が
甲斐武田氏と徳川氏の挟撃によって滅ぼされ、
駿河国を甲斐武田氏が、遠江国を徳川氏が支配するようになりました。
その後、甲斐武田氏と徳川氏が争うようになり
遠江国にあった高天神城を中心に両家の間で合戦が頻発するようになります。
1573年に甲斐武田氏の当主であった武田信玄が病死すると、
跡を継いだ武田勝頼も遠江国の獲得することを考え、
同年に馬場信春に命じて現在の場所に築城しました。
そして、武田勝頼は遠江国への攻勢を強め、
1574年には高天神城を落城させて支配するようになりました。
ですが、翌年の1575年に起きた長篠の戦いで甲斐武田氏は大敗を喫します。
大敗した甲斐武田氏を見て、徳川家康はすぐに反攻に転じて
甲斐武田氏の各拠点を攻め始めます。
同年7月には諏訪原城も包囲され、甲斐武田氏も抵抗を続けましたが、
約1ヵ月後に落城し徳川氏が支配するようになりました。
支配後、徳川氏は大規模な改修工事を行い甲斐武田氏の監視・牽制をしていましたが、
1582年の甲州征伐によって甲斐武田氏が滅亡したことで存在意義が薄れ、
1590年に廃城となりました。
現代まで
廃城となりそのまま放置されていましたが、
明治維新を迎えると、駿府に配された徳川慶喜に従っていた旧幕臣たちが
諏訪原城周辺に移り住み、自活するために開墾して茶畑を作りました。
茶畑となりましたが、空堀や曲輪などがそのまま残っていたことで
1954年に県の史跡に指定され、発掘調査を経て
1975年には国の史跡に指定されました。
現在でも諏訪原城址の周辺には茶畑があり生産されています。
また、城址には発掘調査を経て見つかった曲輪や空堀が残っており、
道路沿いにある「諏訪原城ビジターセンター」に
諏訪原城についての解説などが展示されており、
多くの人が訪れる場所となっています。
他の写真

ビジターセンターから案内板に沿って歩いて行くと、「大手南外堀跡」に着きました。
かつて「大手曲輪」を守るために大きな空堀がありましたが、
現在では大部分が茶畑になっており、少しだけ遺構が残っていました。

その後、道なりに進んで行くと「大手曲輪跡」に着きました。
この場所にありましたが、現在では草木が生い茂っていました。

案内板に沿って歩いて行くと「二の曲輪中馬出跡」に着きました。
写真のように大きな堀切があり、近くには「番小屋跡」がありました。

その後、奥まで歩いて行くと「二の曲輪北馬出跡」に着きました。
ここには復元された「薬医門」があり、この場所から景色を見ることができました。

そして、「二の曲輪」にたどり着きました。
この曲輪は、端から端までの距離が長く1周するだけでも大変でした。

そして、そのまま進んで行くと「本曲輪跡」に着きました。
「二の曲輪跡」と比べると小さかったのですが、その分歩きやすかったです。
また、入口は「虎口」で造られており、他の場所よりも堅牢な造りでした。

その後、道に沿って森の中に行ってみると「カンカン井戸」に着きました。
柵に囲まれた部分にありますが、現在では水が無く枯れ井戸となっていました。

帰り際、道なりに歩いていると「空堀」がありました。
諏訪原城は、「二の曲輪中馬出跡」など重要な拠点の周りを空堀で囲んでいます。
なお、写真では分かりづらいですが、かなり深かったです。
スタンプ設置場所と御城印販売場所
スタンプ設置場所:1.諏訪原城ビジターセンター
2.大手南外堀・パンフレットスタンド横鉄庫
御城印販売場所:1.諏訪原城ビジターセンター
2.島田市博物館
アクセス
交通機関①:1.東京駅 → 静岡駅
「新幹線」で約1時間
2.静岡駅 → 金谷駅
「電車」で約30分
3.金谷駅 → 現地
「徒歩」で約25分
交通機関②:1.東京駅 → 静岡駅
「新幹線」で約1時間
2.静岡駅 → 金谷駅
「電車」で約30分
3.金谷駅 → 【諏訪原城跡(現地)】
「バス」と「徒歩」で約15分
終わりに
あれから、約3年ほど経ちました。
今回は「金谷駅」から歩いていきました。
道中には「金谷坂」と呼ばれる旧東海道の石畳がありました。
そこから登って行ったのですが、ずっと石畳だったので
着いた頃には足がヘロヘロになってしまいましたw
ただ、着いた先には茶畑が広がっていました。
私の出身地は四国なので、このような光景を見たのが初めてでした。
「静岡県と言えば緑茶」というイメージがありましたが、
やはりというかイメージ通りでした。
なお、この後も違う場所に行ってます。
それについては、明日記事にして投稿します。
どこかのタイミングでまた行こうと思います。
その際は、外堀を中心に撮影しようと思います。
・・・さて、今日はここまで。
次回も、お楽しみに!
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