白河小峰城【名城:No.13】

名城100選

三春城 の続きとなります。
三春城から徒歩で約35分掛けて「三春駅」に行き、列車に乗って「郡山駅」に到着。
その後、新幹線で「新白河駅」に着き、降りてすぐに乗り換えて約5分で「白河駅」に到着。
そこから約10分掛けて歩くと・・・。

白河小峰城に着きました!今回は駅から近い「二の丸広場(城山公園)」の入口から撮影しました。

簡単な歴史解説

南北朝時代~安土桃山(築城と奥州仕置)

結城親朝という人物が1340年に築城しました。
築城した場所は小峰ヶ岡と呼ばれており、そこから「小峰城」と名付けられました。
築城した当時は、現在の本丸と三の丸北端の丘陵部が城域で、現在の二の丸付近には
阿武隈川が流れており、川に挟まれた細長い丘の上にありました。

この小峰城は支城であり白河結城氏の本拠地は東側にあった白川城でしたが、
一族内で内紛が勃発したことで小峰城が本拠地となりました。
その後も白河結城氏が支配しておりましたが、1590年に
豊臣秀吉によって行われた奥州仕置により白河結城氏は改易となりました。
そして、小峰城と白河地域は会津領となり蒲生氏が支配するようになりました。

江戸時代(藩主の移り変わり)

江戸時代になってしばらくは蒲生氏が会津藩として支配していましたが、
1627年に蒲生忠郷が跡取りを残さず死去したことで蒲生氏は改易となり、
会津藩を加藤嘉明と丹羽長重の二人に移りました。
その際に白河藩が成立し丹羽長重が藩主となりました。
その後、1629年に幕府の命令を受けた丹羽長重は城郭の大改築を3年掛けて行いました。
この大改築の際に阿武隈川の南側の川床まで城域を広げ、現在の縄張りとなりました。

丹羽氏の移封後は城主が何度も交代し1867年には幕府直轄地となりましたが、
翌年の1868年に戊辰戦争が勃発すると、白河小峰城は奥羽越列藩同盟軍と
新政府軍との激しい攻防の舞台となり、最終的には建造物の大半を焼失し落城しました。

明治時代~現代まで

1873年の廃城令では存城処分となりましたが、戊辰戦争の影響で建造物は無くなり
城跡には曲輪・土塁・石垣・水堀が残りました。
また、二の丸の入口付近にあった太鼓櫓は廃城の際に民間に売り払われ、
1930年に福島地方裁判所白河支部の近くに移築されました。
この建物は改造により原型は変わっていますが、当時の面影を今に伝える
唯一の建物遺構で、2010年には国の史跡に指定されました。

二の丸広場は白河町の公園広場として用いられ、1952年には「白河市営城山球場」が
整備され、1956年にはセ・リーグの公式戦が行われました。
その後、史跡公園としての整備方針に伴い1987年に球場施設は撤去されました。
そして、1991年に本丸跡に三重櫓が、1994年に前御門が復元されました。
2011年に起きた東日本大震災により一部の石垣が崩落してしまいましたが、
2019年には修復が完了し、石垣の近くには復旧工事についての看板が設置されました。
また、近年では本丸正面にあった清水門の木造復元が行われたおり、
現在では清水門の工事状況や復元された建造物などを見学することができます。

他の写真

「二の丸広場」にあった二ノ丸茶屋にてスタンプを押印し御城印を購入した後、少し歩くと
見学用昇降階段に着きました。そこから「本丸跡」に行きました。

見学用昇降階段から入って少し歩くと「本丸跡」に続く階段がありました。
東北地方では珍しい、立派な石垣が左右にありました。

「本丸跡」に着きました。現在ではベンチがある広場となっています。
また、奥には土塁があり、近くには井戸跡もありました。

そして、反対側には復元された「三重櫓」と「御前門」がありました。
スマホで写真を撮りましたが、かなり迫力がありました。

先ほどの道を戻ると「帯曲輪」と呼ばれる場所に着きました。
すると、写真のような立派な石垣がありました。
なお、この石垣は東日本大震災の時に崩落していましたが、2019年に復旧しました。

そして、見学用昇降階段を降りて「二の丸広場」を撮影しました。
ちょうど夕方になったのもあり人が少なくなったので、綺麗に撮影することができました。

二ノ丸茶屋の裏側に行くと「内堀跡」がありました。
写真のように少しへっこんでおり、当時は水堀だったそうです。

スタンプ設置場所と御城印販売場所

スタンプ設置場所:①白河小峰城・三重櫓
         白河小峰城歴史館
         二ノ丸茶屋
         JR白河駅観光案内所
御城印販売場所:二ノ丸茶屋

アクセス

交通機関①:1.東京駅から新白河駅まで「新幹線」で約1時間30分
      2.新白河駅から白河駅まで、「電車」で約5分
      3.白河駅から現地まで、「徒歩」で約10分

交通機関②:1.東京駅から新白河駅まで「新幹線」で約1時間30分
      2.新白河駅から白河駅まで、「バス」で約10分
      3.白河駅から現地まで、「徒歩」で約10分

終わりに

あれから、約1年ほど経ちました。
午前中は、三春城に行っていたので、着いた頃には15時を過ぎてました。

それでも、やはり6下旬だったのもあり日没まで時間があったので、
その分長時間撮影することができました。
ただ、復元工事をしている場所もあり、その場所だけは撮影できませんでした。

どこかのタイミングで再度訪れたいと思います。
その時は、復元された建物や少し足を延ばして
現存している「太鼓櫓」を撮影したいと思います。

・・・さて、今日はここまで。次回も、お楽しみに!

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