※糸魚川フォッサマグナミュージアム の続きとなります。
再度バスに乗って「糸魚川駅」に戻り、新幹線に乗って約15分で「上越妙高駅」に到着。
その後、「上越妙高駅」から電車に乗って約5分で「北新井駅」に到着。
そこから約40分掛けて歩くと・・・。

鮫ヶ尾城に着きました!案内所の手前にて、遠くから撮影しました。
簡単な歴史解説
室町時代後期(上杉氏による築城)
現在でも築城年は不明ですが、上杉氏は近くにある春日山城を本拠地としており、
北国街道の防御を兼ねた街道整備と甲斐武田氏の動きに備えた要塞として
1532年から1572年の期間に築城されたと考えられています。
安土桃山時代(御館の乱と廃城)
上杉氏は当主であった上杉謙信によって北陸地方を中心に領土を拡大していきましたが、
1578年に上杉謙信が急死します。
上杉謙信には実子がいなかったのと後継者を決めていなかった為、
養子である上杉景勝と上杉景虎との間で家督争いが勃発します。
この「御館の乱」と呼ばれる家中争いの際、鮫ヶ尾城の城主であった
堀江宗親は上杉景虎側として戦いました。
その後、御館が陥落した際に関東への唯一の逃げ場として上杉景虎を引き入れましたが、
安田顕元によって堀江宗親は寝返って二の丸に火を放って退去しました。
そして、1579年に総攻撃を受け落城し上杉景虎は妻子と共に自刃しました。
それと共に鮫ヶ尾城も戦火によって廃城となりました。
現代
廃城となったものの地元では城山として江戸時代から認識されていましたが、
1963年に伊藤正一によって縄張り図が公表されたことで
一般的に広く知られるようになり、1964年には県の史跡に指定されました。
1977年から1979年にかけて本格的な縄張測量が行われ、
以後も縄張り調査や発掘調査が行われました。
そして、2008年に国の史跡に指定されました。
米蔵跡には焼け米が出土しており、付近には古墳時代初期にあったとされる
「斐太遺跡(ひだいせき)」やそれらを調査して復元した施設もあり、
鮫ヶ尾城も含め見学することができます。
他の写真

案内所にてスタンプを押印した後、近くにあった登山道から登っていきました。
その途中で撮影しました。一応、階段などが整備されていたので登りやすかったです。

途中で広い場所に着きました。ここは、「斐太遺跡(ひだいせき)」があったとされる場所です。
発掘調査によると、軍事的緊張があった時に一時的に使用された場所だそうです。

先ほどの場所から進んで行くと「東一ノ丸跡」と呼ばれる曲輪に着きました。
近くに小さなベンチがある以外は何もありませんでした。

「東一ノ丸跡」からさらに進んで行くと「本丸跡」に着きました。
休憩する場所があったので、外の景色を眺めながら休憩しました。

近くにあった道を辿って「米蔵跡」に着きました。発掘調査によると、
この場所で御館の乱の時の戦火によって焼けた米が出土したそうです。

その後、帰る道中で「二ノ丸跡」に着きました。「東一ノ丸跡」とは異なり
近くにベンチもなく、ただの曲輪跡となっていました。

さらに下っていくと「三ノ丸跡」に着きました。こちらも「二ノ丸跡」と同様に
ただの曲輪跡でしたが、こちらのほうが綺麗に整備されていました。

その後、帰る道中に看板があったので行ってみると「井戸跡」がありました。
写真のように柵に囲われている部分が井戸跡となっており、覗くと結構な深さがありました。
スタンプ設置場所と御城印販売場所
スタンプ設置場所:斐太歴史の里 総合案内所
※冬季休業の時は、「神の宮温泉かわら亭」にて押印できます。
御城印販売場所:斐太歴史の里 総合案内所
※受付にて購入出来ます。
※冬季休業の時は、「神の宮温泉かわら亭」にて購入できます。
アクセス
交通機関:1.東京駅から上越妙高駅まで、「新幹線」で約2時間
2.上越妙高駅から北新井駅まで、「電車」で約5分
3.北新井駅から現地まで、「徒歩」で約40分
終わりに
あれから、約3年ほど経ちました。
糸魚川フォッサマグナミュージアムに行った時は天気は良好でしたが、
鮫ヶ尾城に着くころには天気が次第に悪くなってしまいました。
また、午後3時くらいに到着したので、散策が終わるころには夕方になってしまいました。
山城にしては整備もされていたので、じっくり散策することができました。
ただ、やはり山城だけあって、様々な生き物が居ましたw
特に、道中で木と同じ色をしていたシマヘビに威嚇されたり
斐太遺跡を竪穴式住居がある場所にキツネが居て吠えられたりしましたw
なお、次の日も違う場所へ出かけています。
その場所については来週の土曜日に記事を書きます。
どこかのタイミングで再度行こうと思います。
その時は、晴れた時に本丸跡に行って景色を見ようと思います。
あと、斐太遺跡の竪穴式住居があった場所もじっくり散策したいと思います。
・・・さて、今日はここまで。次回も、お楽しみに!
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